東京五輪競泳(平泳ぎ)出場選手候補の佐藤翔馬さん。
現在の平泳ぎ200m競技での日本記録保持者である佐藤翔馬さんはどんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで佐藤翔馬の学歴・出身校や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪競泳平泳ぎ200m(男子))をご紹介します。
佐藤翔馬さんの学歴・出身校
2001年2月8日生まれで東京都港区出身の佐藤翔馬(さとう しょうま)さん。
身長は177cm で体重74kg、血液型は現在非公表です。
佐藤翔馬さんの最終学歴は慶應義塾大学卒業です。
大学では商学部を専攻していました。
大学1年生の時点ですでに平泳ぎのジュニア世界記録を記録していましたが、2年生に進学してからはリモートでの講義に切り替わり、プールで泳ぐ機会も減っていました。
食堂などで友達と会うことが好きで、「友達と会えないのが寂しい」とインタビューで答えています。
高校は慶應義塾高等学校を卒業しました。
慶應義塾高等学校は、卒業生の9割近くが慶應義塾大学へ進学している事実上の附属高校であるだけでなく、2000年以降、国会議員や上場企業社長となっている卒業生の数が日本でも特に多い高等学校としても有名です。
佐藤翔馬さんは、高校2年生までは医学部を志望しており、この頃はまだ水泳と医学のどちらに進もうか悩んでいました。
ですが、高校3年生の時にジュニアパンパシフィック選手権の代表に選ばれたことで、水泳の道が見えてきたために今の道を選択しました。
慶應義塾高等学校を卒業した有名人は、佐藤翔馬さんの他、以下の方々です。
- 石破茂(衆議院議員、経済再生担当大臣)
- 櫻井翔(歌手、俳優、タレント)
- 松岡修造(元プロテニス選手)
出身の中学校は慶應義塾普通部です。
慶應義塾普通部に通っていた時には、スイミングスクールまでの距離が遠く、練習時間もあまり多くありませんでした。
また、当時スイミングスクールで上から2番目のクラスに所属しており、大会などに力を向けた一番上のクラスではありませんでした。
ですが、遠いスイミングスクールでの短い練習時間の中、大会を気にせず基礎練習に力を入れることができたおかげで今の成果につながっているとインタビューで答えています。
小学校は慶應義塾幼稚舎に通っていました。
小学生の頃は体を動かすのが大好きで多くの習い事をしており、水泳の他にピアノや陸上、体操、サッカーもやっており、体を動かくことが好きでした。
ちなみに水泳では、小学3年生の頃から平泳ぎに傾倒していったのですが、当時平泳ぎを選んだ理由は「楽だったから」というとてもシンプルな理由で平泳ぎの種目へと進んでいきました。
家族関係は、兄弟などはおらず一人っ子で、父親は医師です。
実は佐藤翔馬さんは0歳の頃から水泳を始めており、はじめはベビースイミングからです。
このベビースイミングに通うようになったのは、父親の趣味がヨットのクルーズであったため、「海に落ちても溺れないように」という思いから母親と一緒に通ったのがきっかけでした。
佐藤翔馬さんの経歴
佐藤翔馬さんといえば、柔らかな足首を生かしたキックから生み出される力強い200m平泳ぎで有名です。
佐藤翔馬さんは、元平泳ぎ競泳選手である北島康介選手と同じスイミングスクール出身で、北島康介選手同様に平泳ぎで活躍していることから「北島2世」とも呼ばれています。
その佐藤翔馬さんの経歴を見ていきたいと思います。
水泳の中でも平泳ぎに集中したのは、「小学生の頃から泳ぐのが楽だった」というのがきっかけですが、200m平泳ぎという距離に本格的に挑むようになったのはかなり最近、ここ1,2年で決めています。
中学生の頃は50mや100mなどの短い距離を中心に泳いでいました。
ですが、2020年8月のインタビューでは「時期によっては50mや100mでの記録の方が良いときもあるが、100mではすでに強豪選手がいるため、200mの方がチャンスがあると思っている」と答えています。
そんな佐藤翔馬さんのライバルとして立ちはだかるのは、ロシアのアントン・チュプコフ選手。
ラスト50mで勝負を仕掛け、一気に順位を押し上げていくスタイルで有名で、その計算高い泳ぎ方から「教授」と呼ばれています。
2021年4月7日の日本選手権では、佐藤翔馬さんは200メートル平泳ぎで日本新記録を記録しましたが、実はこの時の記録は200m平泳ぎ世界記録では歴代2位にあたり、1位はアントン・チュプコフ選手の記録なのです。
果たして佐藤翔馬さんは、東京五輪でアントン・チュプコフ選手を追い抜くことができるのか、非常に注目です。
佐藤翔馬さんの主な実績としては、以下のものです。
- 2019年 日本学生選手権 200m平泳ぎ優勝
- 2020年 日本学生選手権 100m平泳ぎ、200m平泳ぎともに大会新記録
- 2021年 日本選手権 100m平泳ぎ優勝、200m平泳ぎ優勝、日本新記録
見ていただいても分かるように、まだ学生選手権と日本選手権にしか出場していないのですが、記録はどれも世界レベルのものです。
2021年現在でまだ20歳の佐藤翔馬さんが、これからどのような記録を樹立していくのか、非常に期待が持てます。
まとめ:佐藤翔馬の学歴・出身校と経歴
今回は、佐藤翔馬の学歴・出身校や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪競泳平泳ぎ200m(男子))についてご紹介しました。
現在の平泳ぎ200m競技での日本記録保持者である佐藤翔馬さん。
0歳から水泳を始め、弱冠20歳でありながら200m平泳ぎの世界歴代2位の記録を叩き出した素晴らしい選手です。
東京五輪でのライバルであるアントン・チュプコフ選手との勝負や、更なる今後の活躍にもぜひとも注目したい選手です。