東京五輪男子マラソンの代表3人のうちの1人、服部勇馬さん。
服部勇馬さんは、どんな経歴でどこの出身なのでしょうか。
今回は、服部勇馬さんの気になる情報をご紹介していきたいと思います。
服部勇馬さんの学歴・出身校
服部勇馬さんは、どんな学歴の持ち主なのでしょうか。
出身校や子供時代のエピソードなどを見ていきましょう。
服部勇馬さんのプロフィール
氏名 | 服部勇馬(はっとりゆうま) |
生年月日 | 1993年11月13日 |
出身地 | 新潟県十日町市 |
身長 | 176cm |
体重 | 66kg |
血液型 | O型 |
服部勇馬さんの学歴・出身校
服部勇馬さんは、東京都文京区にある東洋大学経済学部経済学科の出身です。
東洋大学では、陸上競技部に所属していました。
東洋大学といえば、毎年箱根駅伝の常連校としても有名で、これまで4度の優勝を果たしています。
また東京五輪の代表に選ばれた在校生・卒業生も多く、4×100mリレーの桐生祥秀さん、20km競歩の池田向希さん、50km競歩の川野将虎さんも、東洋大学の出身です。
高校は宮城県仙台市にある仙台育英学園高等学校の出身です。
仙台育英高等学校は、高校野球の常連校としても知られています。
スポーツ推薦で入学しており、高校からは寮での生活をしていました。
中学校は、新潟県十日町市にある十日町市立中里中学校の出身です。
小学校は、同じく新潟県十日町市にある十日町市立田沢小学校の出身です。
小学校の時はサッカーをやっていて、新潟県選抜や北信越選抜に選ばれる程の実力でした。
服部勇馬さんの子供時代とご家族情報
#都道府県駅伝
7区 服部勇馬 選手(愛知) pic.twitter.com/i2dNpC0YwR— まりっぺ (@marippe618) January 20, 2019
服部勇馬さんは、両親と弟2人、妹1人の6人家族です。
父親は10種競技、母親はクロスカントリーをされていました。
1つ年下の服部弾馬さんも陸上トラックでオリンピックを目指しており、現在は株式会社トーエネックに所属しています。
三男の風馬さん、10歳年の離れた妹の葉月さんも陸上をされています。
服部勇馬さんの実家は、新潟県十日町市で祖父の代から建設業、服部総業を営んでいます。
長男である服部勇馬さんは、家業を継ぐつもりでしたが、大学2年生の時に東京五輪の開催が決定となり、マラソンで五輪代表を目指したいという気持ちに変わりました。
その時、高校3年生で、自身も陸上部だった三男の服部風馬さんが、兄達に陸上を続けてもらいたいという思いから、高校を卒業と同時に家業を継ぐことになります。
そんな風馬さんの思いが、服部勇馬さんの五輪への決意を後押しすることになるのでした。
服部勇馬さんの経歴
小学校ではサッカーをやられていた服部勇馬さん、マラソンとはどのような出会いだったのでしょうか。
またどのような実績があるのか、経歴やエピソードなども調べていきたいと思います。
マラソンとの出会い
【ニューイヤー駅伝】
第5中継所
服部勇馬(トヨタ自動車)が3位でタスキリレー。
苦しさを押し込めて、笑顔でつなぎました。 pic.twitter.com/FpDspIEfbW— 太田 涼 (@Ryo504) January 1, 2021
小学校はサッカーで選抜に選ばれる程の実力の持ち主だった服部勇馬さんですが、中学校にはサッカー部がありませんでした。
そのため、元々持久走が得意だったこともあり、陸上部へ入部することになりました。
生まれ育った十日町市は、冬になると雪で覆われるため、中里中陸上部の選手達は冬は距離スキーをされるそうです。
雪で走れない状況であっても、スキーのトレーニングによって、持久力が鍛えられていきました。
経歴・エピソード
中学校で陸上部に入り、長距離の練習を重ねてきた服部勇馬さんですが、中学3年生の全日本中学陸上の1500mで7位に入賞し、仙台育英高校から声がかかることになりました。
そして、親元を離れ、仙台育英高校へと進学します。
仙台育英高校でも好成績を残し、いくつもの大学から声がかかりました。
その中でも、東洋大学の酒井俊幸監督の指導を受けたいと思い、陸上強豪校である東洋大学への進学を決めました。
当時、東洋大学陸上部には、2年先輩の設楽悠太さんや、設楽啓太さんがいました。
酒井監督の指導の下、3年生、4年生の時に、箱根駅伝「花の2区」で、2年連続区間賞を獲得しました。
東洋大学では、「その1秒を削り出せ」というスローガンを腕に書いてレースに出ることが伝統となっています。
そんな伝統を最初に始めたのが、服部勇馬さんだったそうです。
その後、トヨタ自動車に入社、本格的に東京五輪を目指していくことになりました。
けれども、マラソンは駅伝よりも距離が長く、35kmから残り7kmという壁が立ちはだかり、入社後はしばらく成績が伸び悩んでいました。
現在のマラソンは、スピードを重視する練習方法が主流ですが、トヨタ自動車の佐藤敏信監督の助言により、昔ながらの長い距離を走るという練習方法に変えました。
そこから服部勇馬さんの成績が伸びていき、終盤でのラップタイムを縮める強さを身につけることになりました。
設楽悠太さんや大迫 傑さん、神野大地さんも出場した2018年福岡国際マラソンでは、14年ぶりの日本人優勝を勝ち取ります。
終盤では強豪のアフリカ勢を引き離し独走となり、圧巻の走りを見せてくれました。
主な戦績
服部勇馬選手 東京2020大会 内定報告会 pic.twitter.com/MmaSzyox4K
— 森尾 伊久美┊︎Ikumi Morio (@tu_tyl) October 10, 2019
中学校から長距離を始め、箱根駅伝にも出場、駅伝からマラソンへと躍進を続ける服部勇馬さんの主な戦績は、以下の通りです。
- 2017年ニューイヤー駅伝3位(4区 区間5位)
- 2017年東京マラソン 11位(日本人4位)
- 2018年福岡国際マラソン 優勝
- 2019年マラソングランドチャンピオンシップ(MGC) 2位
2019年のMGCで2位となり、1位の中村匠吾さんと共に、東京五輪男子マラソン代表に内定しました。
MGCでの終盤での中村匠吾さんと大迫傑さんとの激しいデッドヒートは、服部勇馬さん終盤の強さが感じられる素晴らしい走りだったと思います。
まとめ:服部勇馬の学歴・出身校と経歴
今回は、服部勇馬の学歴や経歴を紹介!出身高校や大学情報(東京五輪マラソン(男子))をご紹介しました。
中学校から長距離を始め、東洋大学では箱根駅伝で、2年連続の区間賞を達成しました。
現在はトヨタ自動車に入社し、東京五輪男子マラソンの代表としての権利を獲得しています。
スピード重視の練習方法から、長い距離を走るという練習方法に変え、終盤での強さを手に入れた服部勇馬さん。
東京五輪での活躍が大いに期待されます。
今後も応援していきたい選手です。