粘り強く、でも軽やかな走りで「ヒルクライムの女王」として知られる金子広美さんは、東京五輪自転車競技ロードレース(女子)代表に内定しています。
初のオリンピック出場を決めた金子広美さんの経歴、家族、幼少期について調べてみました。
金子広美さんの学歴・出身校
金子広美さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
金子広美さんのプロフィール
氏名 | 金子広美(かねこひろみ) |
生年月日 | 1980年9月9日 |
出身地 | 宮城県亘理郡亘理町 |
身長 | 170㎝ |
体重 | 50㎏ |
血液型 | 不明 |
金子広美さんの学歴・出身校
金子広美さんの出身高校は、福島県立白河第二高等学校です。
福島県南部に位置する白河市内にある定時制の高校で、近くには東北新幹線の新白河駅があります。
教育方針は「生徒一人ひとりを大切にし、地域社会から信頼される学校へ」です。
勤労と学業の両立を目指す学生のために、きめ細かな教育を行っています。
金子広美さんのプロフィールでは、出身高校が記載されているので、大学には進学していないと思われます。
出身の中学校と小学校については確認ができませんでした。
出身高校は福島県にありますが、生誕地は宮城県となっています。
そのため、学生時代に転居をしている可能性が高いと思われますが、宮城県の小中学校に通っていたのか、それとも全く別の場所だったのかなどは不明です。
宮城県と福島県は隣り合っているため、東北地方の学校だった可能性が高いと思われます。
学生時代のクラブ活動経験の有無も不明です。
現在も料理やお菓子作りを楽しんでいる様子がSNSに投稿されているので、文化系のクラブ活動を行っていたかもしれませんね。
金子広美さんの子供時代とご家族情報
金子広美さんは、どんな子供時代を過ごしたのでしょうか。
また、ご家族の情報についても調べてみました。
幼少期の金子広美さんの情報は少なく、家族構成を知ることはできませんでした。
「運動はあまり得意ではなかった」と金子広美さん自身がおっしゃっていますが、走ることだけは得意な少女でした。
中学生の時には地元のマラソン大会に出場したことで、ご自身の負けず嫌いに気づいたとインタビューに答えています。
また、他のチームメンバーを取りまとめるといった姉御肌の一面もあります。
金子広美さんは24歳の時に、夫である金子哲志さんとご結婚されています。
哲志さんは結婚前からMTB競技に出場しており、現在も夫婦でライドイベントを開催し、自転車の楽しさを伝える活動に注力しておられます。
お二人の仲の良さがあってこそ、こういったイベント活動を盛り上げることができるのでしょうね。
また、金子広美さんのSNSには料理やお菓子作りの記事があり、仲睦まじいことがうかがえます。
金子広美さんの経歴
金子広美さんは40歳で初のオリンピック出場切符を手にしました。
そんな金子広美さんですが、どのような経緯で自転車と出会い、どのような実績があるのでしょうか。
自転車との出会い
金子広美さんは、結婚後の24歳の時に自転車競技を始めました。
きっかけは夫の哲志さんが趣味としていたMTB競技です。
始めはレース観戦のみで夫を応援していましたが、見ているだけではつまらないと感じ、ご自身も一緒にマウンテンバイクに乗り始めました。
すぐにヒルクライムレースにも参戦を始めましたが、最初のうちはいつも最下位争いで、回収車と競争する日々が続きました。
しかし、持ち前の負けず嫌いと粘り強い性格で、決して投げ出すことなく努力をした結果、Mt.富士ヒルクライムレースで優勝を手にしています。
その後は敵なしの快進撃を続け、「ヒルクライムの女王」の名をほしいままにしました。
MTB、ヒルクライムと成長を遂げた金子広美さんですが、2008年にロードレースに転向します。
理由を「ロードレースのスピード感と、華やかさに魅力を感じた」とインタビューで語っています。
経歴・エピソード
ロードレースに転向後も金子広美さんの努力は続きます。
MTBとは勝手が違うロードレーサーの練習方法がわからず、雑誌で情報を得たり、仲間に練習方法を尋ねたりして、とにかく長距離を乗り込みました。
自宅でもローラー台でトレーニングをし、仕事と家事以外は自転車一色の生活だったそうです。
また、金子広美さんはとても研究熱心です。
同じチームに所属していた「山の神」こと森本誠さんにはヒルクライムを学び、NHKの番組でも有名な「アマチュアレーサーの星」こと筧五郎さんにもアドバイスをもらっています。
そんな努力が実を結び、2011年には強化指定選手に選ばれました。
強化指定選手になったことで海外遠征や合宿にも参加できるようになり、ますます自転車に集中できる環境が整いました。
キャリアスタートが遅くても、地道に努力をすれば花開くことを金子広美さんは教えてくれています。
主な戦績
金子広美さんは、MTB・ヒルクライム・ロードレースで活躍しています。
主な戦績は以下の通りです。
【国内レース】
2012-2017:マウンテンサイクリングin乗鞍 6連覇
2017:JBCF 宇都宮ロードレース 優勝
2017:ジャパンカップオープンレース 優勝
2018-2019:全日本選手権ロードレース 準優勝
【海外レース】
2016:ベトナムステージレース 優勝
MTBからキャリアをスタートした金子広美さんですが、近年はロードレースでも敵なしの快進撃が続いています。
その実力を認められ、東京オリンピックのロードレース部門代表に内定しました。
日本ではなかなか見ることができない競技ですが、放映を楽しみに待ちたいと思います。
まとめ:金子広美の学歴・出身校と経歴
今回は、金子広美さんの学歴や経歴、家族についてご紹介しました。
結婚後から自転車競技を始め、めきめきと頭角を現しヒルクライムでは敵なしとなった金子広美さん。
40歳で初のオリンピック出場を決めた遅咲きの選手ですが、その経歴と実力は折り紙付きです。
自身の競技活動と並行して、夫婦でヒルクライムの指導にも注力するなど、競技の普及や次世代の育成にもたずさわっています。
自国開催のオリンピックという大舞台に挑む、金子広美さんの活躍に期待しましょう。