スポーツ選手は幼い頃から競技に親しんでいた人が多いですが、東京五輪ウエイトリフティング67kg級代表の近内三孝選手は高校生から競技を始めオリンピック出場を決めています。
そんな近内三孝さんの学歴や経歴はどのようなものなのかこれから紹介します。
近内三孝さんの学歴・出身校
ウエイトリフティング近内三孝さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、子供の頃のエピソードや家族構成について見ていきましょう。
近内三孝さんのプロフィール
- 氏名:近内三孝 (こんない みつのり)
- 生年月日:1996年3月14日
- 出身地:福島県
- 身長:167cm
- 体重:67kg
- 血液型:非公開
近内三孝さんの学歴・出身校
近内三孝さんの最終学歴は日本大学の文理学部です。
大学を卒業後は自衛隊体育学校に所属しました。
現在の所属先は職員として、日本大学に在職中です。
近内三孝さんの出身高等学校は福島県立田村高校です。
入学年は東日本大震災のあった2011年。
この田村高校で近内三孝さんはウエイトトレーニングと運命的な出会いを果たします。
陸上が盛んな高校で卒業生には2010年日本陸上競技選手権1500m走で優勝した村上康則選手がいます。
また、車椅子ラグビーの橋本勝也選手も田村高校出身。
そのため田村高校のOBには同じ年のオリパラ出場選手がそれぞれ一人ずついるということになります。
凄いですね。
近内三孝さんの通っていた中学校は福島県三春町立桜中学校です。
現在は残念ながら廃校となっています。
出身の中学校は廃校となってしまいましたが校舎には観光協会が入居しており、再利用されているようです。
小学校の情報は公開されていませんでした。
中学校が廃校となってしまったのでハッキリとはわかりませんでしたが、桜中学の住所であった鷹巣地区を校区に含んでいる福島県立中妻小学校が有力だと思われます。
近内三孝の子供時代と家族情報
近内三孝さんのご家族に関しての情報ですが父親や母親、兄弟の有無に言及した情報は見当たりませんでした。
また、他の選手のような幼少期のエピソードなども見当たりませんでした。
これはおそらく、競技を始めたのが遅く競技歴が浅いためだと思われます。
高校時代に競技と出会っているため、幼い頃から競技を始めているアスリートに比べご家族の事や幼少期の事を話す機会が無いのだと思います。
ご結婚されているのか、お子様がいるのかどうかという情報も公開していないようです。
インスタグラムやツイッターなどのSNSはやっています。
しかし、ツイッターは日常の何気ない呟き、インスタグラムはトレーニングの様子をアップしているに留まっておりSNSとの付き合い方がきちんとしているという印象があるのみでした。
インタビューなどでもご家族に触れている記事が見当たらないため、競技とご家族やプライベートのことに関しては一線を引いているのかもしれません。
近内三孝さんの経歴
近内三孝さんはどのような経歴をお持ちで、ウエイトリフティング選手としての戦績はどのようなものでしょう。
その輝かしい経歴について詳しくについて見ていきましょう。
ウエイトリフティングとの出会い
本年は色々大変な中ありがとう御座いました。成田接骨院郡山院の最後の患者様は今年最後に相応しくウェイトリフティング日本代表の近内三孝選手と宮本昌典選手でした🏋️♂️来年も宜しくお願いします🙇♂️#近内三孝#宮本昌典#ウェイトリフティング#日本代表#成田接骨院#成田接骨院郡山院 pic.twitter.com/NV3unoUxXZ
— mituhito (@narita7426) December 30, 2020
ウエイトリフティングとの出会いは挫折がきっかけでした。
高校時代、陸上部に仮入部するも全国大会常連校であったことを知り本入部を諦めた近内三孝さん。
中学時代はバスケットボールをやっていたのでバスケ部にも惹かれたようですが身長が当時160㎝程しかなかったため体格の要素が大きいバスケを断念したそうです。
とはいえ、元々筋肉が好きで身体能力自体には自信があった近内選手。
階級制を採用しているウェイトリフティングであれば活躍できるのではないかと考えウエイトリフティング部に入部したそうです。
意地を張ったり、昔親しんだ協議ではなく自分が勝負できる自信のある競技に挑戦するのは非常にクレバーな決断だったと思います。
経歴・エピソード
近内選手がウエイトリフティングを始めてから結果を出すまでの速度は劇的と言って良いです。
ウエイトリフティングと出会ってから僅か2年後の2013年全国高校総体(インターハイ)62キロ級で優勝。
その3年後には69キロ級の世界ジュニア選手権で2位。
僅か5年足らずで初心者から世界で通用するレベルまで競技力を向上させています。
2020年には故障をしてしまいましたが2021年のアジア選手権で6位に輝いたことと実績から東京五輪代表となりました。
主な戦績
午後練終わったらBBQ🍖🍻 pic.twitter.com/qHtAbqZKQN
— 近内三孝 (@weightlifting69) August 31, 2016
主な戦績は
- 2013年全国高校総体62キロ級優勝
- 2013年第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」重量挙げ成年男子キロ級
- 2016年69キロ級世界ジュニア選手権2位
- 2017年69キロ級世界選手権5位
- 2018年67キロ級世界選手権13位
- 2019年67キロ級世界選手権6位
- 2021年アジア選手権6位
です。
途中の2018年にウエイトリフティングの体重区分が変更となり69キロ級が廃止されたため減量がより過酷な67キロ級で再出発することになりました。
そのため2018年の世界大会では13位と成績を大きく落としましたが、翌年の2019年に6位とメダルを目指せる位置に返り咲きました。
まとめ
近内三孝選手の経歴を振り返ってみました。
スポーツエリート達は幼少期に競技を始めており、中学、高校スタートでは世界を目指せない現在のスポーツ界はある意味夢がないと言えます。
だからこそエリートでもサラブレッドでもない近内選手の活躍は「競技との出会いが遅すぎた」と嘆く少年少女達の希望になりえるのではないかと思います。