東京五輪自転車競技トラック(女子)代表の小林優香さんは、その高い勝率で「怪物少女」「絶対女王」の異名を持っています。
日本初となる女子ケイリンのオリンピック切符を手に入れた小林優香さんの学歴・経歴、家族、幼少期について調べてみました。
小林優香さんの学歴・出身校
小林優香さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
小林優香さんのプロフィール
氏名 | 小林優香(こばやし ゆうか) |
生年月日 | 1994年1月18日 |
出身地 | 佐賀県鳥栖市 |
身長 | 164cm |
体重 | 67kg |
血液型 | A型 |
小林優香さんの学歴・出身校
小林優香さんは、高校卒業後に佐賀女子短期大学 に進学しています。
在学中の2012年にロンドンオリンピックの自転車競技を見たことをきっかけに、競輪選手を目指すと心に決めました。
直後に日本競輪学校の適性試験に合格し、大学を中退しています。
合格率が低いといわれる競輪学校ですが、ロンドンオリンピックの開催年に早速合格しているのですから、元々の適性があったのかもしれませんね。
そして、2年間の競輪学校生活を経て2014年にガールズケイリンでデビューを飾りました。
小林優香さんの出身高校は、熊本県熊本市にある市立必由館(ひつゆうかん)高等学校です。
難しい読み方ですが、元々この地に地元の米田家の家塾「必由堂」が存在したことが校名の由来です。
小林優香さんは幼少期から取り組んでいたバレーボールを行うために、地元佐賀県を離れて寮生活をしていました。
出身中学校は長崎県諫早市にある、市立諫早中学校です。
中学校も地元の佐賀県ではありませんが、これは高校と同じく、バレーボールに注力するための越境入学でした。
卒業生にはバレーボール選手の岩永麻里江さん、宇田沙織さんがいます。
体操選手の内村航平さんも諫早中学校の卒業生ですよ。
出身小学校は佐賀県鳥栖市にある、市立田代小学校です。
九州縦貫自動車道の鳥栖ICの近くに位置しています。
自宅からも近いはずですので、子供時代からバレーボールで遠征も多かった小林優香さんにとっては、便利な立地だったのではないかと思われます。
小林優香さんの子供時代とご家族情報
小林優香さんは、どのような子供時代を過ごしたのかを見ていきましょう。
またご家族の情報についても調べてみました。
小林優香さんは、両親と一緒に佐賀県鳥栖市で小学校時代を過ごしました。
きょうだいについては情報がなく、一人っ子の可能性が高いです。
母の真理さんは元実業団のバレーボール選手で、小林優香さんにも小さい頃からバレーボールの道を開きます。
8歳からバレーボールを始め、オリンピック出場を目指して大学でもバレーボール中心の生活を送っていました。
現在は競輪選手となった小林優香さんですが、小さい頃からスポーツとの向き合い方を家庭で教わっていたのかもしれませんね。
小林優香さんの経歴
小林優香さんは、大学を中退して競輪学校に入学し、現在はトップクラスの賞金を稼ぐ人気選手です。
そんな小林優香さんですが、どのような経緯で自転車と出会い、どのような実績があるのか調べてみました。
自転車との出会い
小林優香さんと自転車の出会いは大学入学後の18歳の時でした。
それまでは母の影響もありバレーボール一色で育ってきましたが、2012年のロンドンオリンピックの男子トラック競技を見て衝撃を受けます。
ちょうどその頃、バレーボールとしては身長が低く、伸び悩みを感じていた時期でもありました。
「生身の人間があんなスピードを出すことができるのか」と感動した小林優香さんは、即座に自分もこれをやろうと決めます。
そして驚くことに即座に日本競輪学校の適性試験を受け、見事に合格します。
すぐに大学を中退し、日本競輪学校に入学して2年間の訓練を受けました。
在学中にすでにその素質を現した小林優香さんは、在学中の2014年に世界選手権トラック競技に出場しています。
経歴・エピソード
トップの成績で日本競輪学校を卒業後、小林優香さんは2014年のガールズケイリンでデビューしました。
なんとそのレースで、2位の選手に6車身の差をつけて優勝するという、周りもあ然とするド派手なデビューを飾ります。
その後も出るレースに勝ち続け、それまでの女子ケイリンの連勝記録であった13連勝を軽々と塗り替え、22連勝を樹立しました。
2015年も快進撃は止まらず、年間賞金女王に輝いています。
2017年には日本ナショナルチームのメンバーに選ばれ、伊豆のトレーニングセンターに練習拠点を移しました。
ますます練習に集中できる環境が整い、国内競技だけではなく海外のレースにも積極的に参戦し、数多くの優勝、入賞を手に入れています。
この活躍の原動力について小林優香さんはインタビューでこう語っています。
「バレーボールは中途半端な形で終わってしまった。オリンピックにも出られなかった。その代わりに自転車で成功してやろうと思った」
子供のころからオリンピックを目指して重ねた努力は無駄にならないということを、小林優香さんは身をもって教えてくれています。
主な戦績
小林優香さんは、衝撃のガールズケイリンデビュー後も、数々の好成績を収めています。
主な戦績は以下の通りです。
【ガールズケイリン】
2014,2015,2017:ガールズケイリンフェスティバル 優勝
2014-2019:ガールズケイリンコレクション 計6回優勝
2015:ガールズグランプリ 優勝
2019:ガールズケイリンインターナショナル 優勝
2019:ガールズケイリンインターナショナル 優勝
【トラック競技】
2019:アジア選手権 金メダル
2019:トラックワールドカップ第3戦 女子ケイリン 銅メダル
派手なデビューとパワフルな走り、キュートな笑顔で数多くのファンを持つ小林優香さんは、東京オリンピックの自転車競技(トラック)のケイリンとスプリントへの出場が内定しています。
今や世界で通じる日本語となった「KEIRIN」ですが、競輪発祥国で、日本人選手が金メダルを手にする姿をぜひ見てみたいです。
まとめ:小林優香の学歴・出身校と経歴
今回は、小林優香さんの学歴や経歴、家族についてご紹介しました。
元々はバレーボールでのオリンピック出場を夢見ていた小林優香さん。
自転車に目覚めたのは18歳と遅咲きですが、そんなことを全く感じさせない実力で、あっという間に競輪界のスター選手になりました。
種目は変わりましたが、ご両親の夢でもあった「娘のオリンピック出場」をかなえた小林優香さんはとても親孝行ですね。
パワーあふれる小林優香さんの走りを、オリンピックでも見られることを期待しましょう。