東京五輪競泳100m平泳ぎ(女子)の青木玲緒樹さんは、あの北島康介選手を育てた平井伯昌さんの「秘蔵っ子」と言われています。
そんな青木玲緒樹さんは、どんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで青木玲緒樹さんの学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪競泳100m平泳ぎ(女子))をご紹介します
青木玲緒樹さんの学歴・出身校
青木玲緒樹さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
青木玲緒樹さんのプロフィール
- 氏名:青木玲緒樹(あおきれおな)
- 生年月日:1995年2月24日
- 出身地:東京都板橋区
- 身長:158cm
- 体重:58kg
- 血液型:B型
青木玲緒樹さんの学歴・出身校
青木玲緒樹さんの最終学歴は東洋大学経済学部経済学科です。
大学では水泳部に所属し、競泳日本代表ヘッドコーチを務める平井伯昌さんの指導を受けてきました。
平井伯昌さんは、青木玲緒樹さんが中学生の時から師事してきたコーチでもあります。
東洋大学の水泳部は、青木玲緒樹さんの他にも萩野公介さんなど数多くの競泳選手を輩出しています。
中学・高校は東京都北区にある武蔵野中学高等学校を卒業しています。
武蔵野中学高等学校は、学校法人武蔵野学院が運営する中高一貫の私立校です。
同校の水泳部はインターハイ総合優勝経験もある、全国レベルの強豪校です。
卒業生には、マラソン選手の谷川真理さんや、リオ五輪競泳日本代表の渡部香生子さん、高校を中退していますがレスリングの浜口京子さんなどがいます。
青木玲緒樹さんは中学から同校に進学しています。
出身小学校についての情報は今のところ公開されていませんが、青木玲緒樹さんの出身が板橋区であること、小さいころに高島平スポーツスクールで水泳を始めたという情報があるので、高島平近辺の小学校であると考えられます。
青木玲緒樹さんの子供時代とご家族情報
青木玲緒樹さんは3歳の頃から水泳を始め、小学3年の時から本格的に競技水泳を始めています。
子供の頃は食が細くて、声をかけてもあまりしゃべらないシャイな女の子でした。
家族構成については、両親と弟の4人家族であるということは分かっていますが、年齢や職業については公開されていません。
しかしTwitterに、
「お母さんがクリスマスケーキ買ってきてくれた」
「お母さんみたいなお母さんになりたい。やっぱり家族といるときが一番落ち着く」
といった投稿をしていて、家族との良好な関係が伺えます。
また、中学3年の時に親から「水泳ばかりではなく勉強もして」と言われたことがあり、本人もあっさりと辞めようとしたというエピソードがあります。
しかしこの時、コーチの平井伯昌さんが「長い目で見てください」「タイムが伸びるのは大学生や社会人になってからです」と両親を説得し、引き留められています。
「水泳よりも勉強」という言葉からも、ご両親は一般の方であると思われます。
青木玲緒樹さんの経歴
今でこそ国際大会にも出場する実力の青木玲緒樹さんですが、その才能が花開いたのは大学時代という遅咲きの選手です。
そんな青木玲緒樹さんは、どのような経緯で水泳と出会い、どのような実績があるのでしょうか。
競泳との出会い
青木玲緒樹さんと競泳の出会いを語る上で忘れてはならないのが、恩師平井伯昌さんの存在です。
3歳の時に高島平スポーツスクールで水泳を始め、小学3年で北島康介選手を輩出した東京スイミングセンターに移った青木玲緒樹さんは、そこでその後十数年にわたって師事することになる平井伯昌さんと出会います。
この出会いが、青木玲緒樹さんの競泳人生の始まりと言っても過言ではありません。
経歴・エピソード
青木玲緒樹さんを見いだした平井伯昌さんは、北島康介選手をはじめとする数々のオリンピック選手を育てた名コーチであり、競泳日本代表のヘッドコーチです。
また、青木玲緒樹さんがその後進学することになる東洋大学で、2011年からボランティアコーチを、2013年からは監督を務めています。
平井伯昌さんは、東京スイミングセンターで練習する小学生の青木玲緒樹さんを見た時、その脚力の強さに才能と将来性を感じたと言います。
青木玲緒奈さんは緊張しやすかったり、技術の習得に時間がかかるタイプでしたが、平井伯昌さんはその才能を信じて、根気強く育てていきます。
中学に入ると本格的に指導を受けるようになり、北島選手をはじめとしたトップ選手に混じって、米国の高地合宿にも毎年参加するようになります。
中学1年の時にはJOCジュニアオリンピックに出場し、11-12歳女子100m平泳ぎで優勝という記録を出しますが、その後は思ったように記録が伸びず、高校時代には目立った成績が残せませんでした。
高校を卒業すると、平井伯昌さんを追って東洋大学に進学します。
なかなか伸びない記録に悩むこともあった青木玲緒樹さんですが、大学に入るとその才能が開花していきます。
大学4年の時には日本学生選手権で優勝、アジア選手権にも日本代表として出場し大会新記録を出します。
ようやく結果を出せるようになった青木玲緒樹さんですが、当時は大学を卒業したら水泳をやめるつもりでした。
しかし、平井伯昌さんに「お前はこれからだと思うよ」と言われ、卒業後も水泳を続けることを決心します。
その言葉の通り、社会人になるとさらに成績を伸ばしていきます。
主な戦績
大学を卒業後、一度ミキハウスに入社しますが、現在はミズノに移籍して水泳を続けています。
その主な実績は、2017年の日本選手権で100mと200mで2冠を達成、その後は国際大会にも出場し、2018年アジア大会では、100mで準優勝、200mで3位、2019年世界水泳では100mで4位に入ります。
そして2021年4月5日、東京五輪代表選考会の100m平泳ぎ決勝で2位となり、初めての五輪出場権を獲得しました。
中学生の時に平井伯昌さんから言われた「タイムが伸びるのは大学生や社会人になってから」という言葉が現実となったのです。
まとめ:青木玲緒樹の学歴・出身校と経歴
今回は、青木玲緒樹の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪競泳100m平泳ぎ(女子))についてご紹介しました。
競泳日本代表ヘッドコーチある平井伯昌さんの「秘蔵っ子」と呼ばれる青木玲緒樹さん。
あるインタビューで、恩師の言葉で一番印象に残っているものは何かと聞かれたとき、「自分に期待しろ」と言われたことを挙げています。
何度も水泳を辞めようとしましたが、その都度平井伯昌さんからの言葉で思いとどまり、ついには五輪への切符を手にするまでに成長しました。
この栄光は、恩師平井伯昌さんとの二人三脚で勝ち取ったものと言えるでしょう。
青木玲緒樹さんは、「平井先生にメダルをかけたい」と言います。
それは、彼女の才能を信じて支え続けてくれた恩師への最高の恩返しとなることは間違いありません。
その目標に向けてこれからも活躍されることを期待したいと思います。