テコンドー58kg級で東京五輪出場を決めている鈴木セルヒオさん。
幼少期はボリビアで過ごし、学生時代は韓国に留学するなど異色の経歴を持っています。
今回は、そんな鈴木セルヒオさんの学歴や経歴について紹介していきます。
鈴木セルヒオさんの学歴・出身校
ここからは、学歴や出身校を紹介していきます。
鈴木セルヒオさんはどのように歩んできたのでしょう。
鈴木セルヒオさんのプロフィール
- 氏名:鈴木 セルヒオ(すずき せるひお)
- 生年月日:1994年10月9日
- 出身地:神奈川県川崎市
- 身長:177cm
- 体重:58kg
- 血液型:非公開
鈴木セルヒオさんの学歴・出身校
鈴木セルヒオさんの最終学歴は東京都にある大東文化大学です。
大東文化大学では国際関係学部を専攻しました。
テコンドーの強豪校で全日本選手権や国際大会など多くの大会で優勝しています。
ロンドン五輪にテコンドーで出場した笠原江梨香さんも同校の出身です。
高校は韓国にある漢城(ハンソン)高等学校です。
テコンドーの技術を磨くため、本場の韓国の強豪校に留学し技術を高めました。
高校進学前はボリビアに住んでおり、特に下見をすることなくテコンドーで強くなりたいという思いで進学しました。
小学校・中学校に関しては5歳でボリビアに移住し、幼少期はボリビアで過ごしていたということもあり、詳しい情報は公開されていませんでした。
鈴木セルヒオさんの子供時代とご家族情報
小さい頃からスポーツは得意で、サッカーやスイミングスクールに通っていました。
しかし、すぐに飽きてしまうため、どの習い事も長続きしないような子供でした。
家族は両親と兄と弟がいます。
日本人の父親とボリビア人の母親を持っており、父と母はボリビアで日本食レストランを経営しています。
兄と弟もテコンドー経験者です。
弟はテコンドー68kg級で東京五輪の代表に内定している鈴木リカルドさんです。
鈴木セルヒオさんの経歴
ここまでは学歴や家族についてご紹介してきました。
テコンドーを学ぶために本場の韓国にも留学した鈴木セルヒオさん。
ここからは、テコンドーでの活躍を紹介していきます。
テコンドーとの出会い
鈴木セルヒオさんがテコンドーを始めたのは5歳のときです。
当時はボリビアに住んでおり、両親に勧められて総合格闘技の道場に行きテコンドーに出会いました。
3歳年上の兄も同じ道場でテコンドーをやっていたこともあり始めることになりました。
経歴・エピソード
鈴木セルヒオさんはボリビアに移住した5歳のときからテコンドーを始めました。
負けず嫌いな性格もありどんどんとテコンドーにのめり込んでいきました。
成績もぐんぐんとのびていき、中学時代にはボリビアでシニアの全国大会に出場し優勝するほどでした。
当時ボリビアでは「テコンドーの神童」とまで言われていました。
父親の勧めもあり、テコンドーの強豪である韓国に高校から留学。
しかし、テコンドーの名門校である漢城高校に留学するとプライドがズタズタに切り裂かれることになりました。
ボリビアでは1番の選手だったにもかかわらず、韓国では全く歯が立たず、いかにレベルの低いところでやっていたかを思い知ったからです。
これまでの環境とは変わり、部活では上下関係が厳しく寮生活では雑用ばかりさせられることもありました。
高校生時代は韓国留学している選手にも関わらず、全日本選手権に出場。
それでも準優勝が最大の結果でした。
このまま韓国でテコンドーを続けるか迷っていたとき、大東文化大学の監督に出会い日本の大学に進学することに決めました。
日本で練習するようになりこれまでの練習の仕方と大きく変わったことに驚きました。
韓国では圧倒的な練習量を日々積み重ねていましたが、日本では考えてやる練習を行っていました。
韓国ではやらされる練習で日本では自分からやる練習という印象を持ちました。
この練習方法が自分の足りない部分を気づかせ、どんどんと実力を伸ばしていきました。
大学3年生の時に全日本選手権に出場し優勝すると、世界選手権でもベスト16にまで駆け上がりました。
2016年にはリオ五輪の選考大会でもあったアジア予選で、あと一つ勝てばというところで敗れてしまいました。
リオ五輪の後のことは考えておらず、大学の卒業とも時期が重なったため、このまま競技を引退しようと決意しました。
しかし、周囲から「惜しかったね」と労いの言葉をもらい、「惜しかった奴」で終わりたくないと現役続行を決めました。
その後も全日本選手権での優勝やアジア大会で3位に入賞するなどの活躍を続けました。
2019年に行われた東京五輪の代表選考会では見事に優勝を飾り、東京五輪への出場権を獲得しました。
主な戦績
明日9時30分~、GO!TOKYO🔥
日本初のメダル獲得を目指すテコンドー男子58kg級 期待の鈴木セルヒオ選手!
ボリビアでは、“テコンドーの神童“と呼ばれていたセルヒオ選手の得意技とは?森アナウンサーが取材しました。#鈴木セルヒオ#テコンドー#森圭介#東京オリンピック#スッキリ pic.twitter.com/a4iI6PeFoD
— スッキリ(日本テレビ) (@ntv_sukkiri) January 26, 2021
テコンドーにて
- 全日本学生選手権 優勝
- 全日本選手権 優勝
- アジア大会 3位
などの成績を収めています。
5歳からテコンドーを始め、厳しい練習を積み重ね結果を残してきました。
テコンドーの本場である韓国に留学し厳しい環境に身をおいて一層の練習に励みました。
リオ五輪の出場を逃し一時引退も考えましたが、現役を続け見事に五輪の切符をつかみ取りました。
鈴木セルヒオさんの今後の活躍にも注目していきましょう。
まとめ
今回の記事ではテコンドー58kg級で東京五輪出場を決めている鈴木セルヒオさんを紹介してきました。
幼い頃はボリビアでテコンドーを始め、高校からは本場の韓国で技術を磨きました。
大学は日本へ進学し環境を変えることで多くのことを学ぶことができました。
リオ五輪の出場は逃しましたが、その悔しさをバネに練習を重ね、見事に東京五輪の代表を勝ち取りました。
鈴木セルヒオさんの今後の活躍から目が離せません。